力を入れると力は逃げる

1月 28, 2021 身近な疑問

硬く閉まった瓶の蓋を開けるとき、皆さんはどうしますか?
てっとり早くオープナーを使うという方、正解だと思います。
しかし、オープナー無い場合は??
逞しいパートナーに頼む?
蓋の角をたたいてみる??
多くの方が、とにかく力んで思いっきり力を入れるのではないでしょうか。

そんな時、息はしてますか?
止めてませんか??

慢性腰痛で来院された患者さんの話です。
パン屋を経営されているとても小柄な40代女性Mさん。
友人の紹介で来院されました。
主訴の腰痛と手関節の痛みに関しては2回の来院で
完治しました。8年来の腰痛が一回の施術で無くなり
3週間快調、その後ちょっと痛みが戻ってきた所で
2度目の施術を行いました。その後5か月が経ち、
先日「疲れた」と来院されました。
腰痛と手関節痛に関しては、2度目の施術以後
痛みは無いとの事。

さて、なぜ力の入れ方から、こんな話になったかと言えば
このMさん、とても小柄なため、パン生地をこねる時や
材料の運搬でかなり苦労しておられるとの事。
5か月前にお越しになった折、作業台の高さの改善や
身体の使い方について、指導させて頂いてはいたのですが
基本的な力の乗せ方(入れ方)をつかみきれておらず
今まで通り、息を止め、力んで力仕事をこなしていたとの事。
連日そんな事を何時間もしていれば疲れますよね。

さて、今回Mさんには施術後、いつもパン生地をこねている
動作をして頂き、筋力計を使ってその力を計ってみました。
すると、6.7㎏。力んで思いっきりこねて6.7kgです。
そして、力を抜き、呼吸と動きを合わせ、重心移動を心掛けて
楽に同じ動作をしてもらったところ、なんと8.4㎏!!
同じ動作で、楽に体を使って、全く力んでないのにです。
力んで思いっきり力を入れた時よりも1.7㎏も強く力が乗っている!!
25%以上強い力が発揮されました。

この結果にMさんも大変驚いておりました。
力を入れると身体は硬まり、動きにブレーキがかかります。
そうすると、対象物に力が伝わらず、さらに力み、無駄に疲れる結果となります。

力は「入れる」ではなく「伝える」事が重要です。
力を伝えるには、力を抜く!!
当院では施術と並行して、身体の使い方を患者さんに
覚えていただく事で、日ごろから疲れない、痛くならない身体つくりに
努めています。

投稿者: wpmaster

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