燻製カレー
電気とガスの節約のためと、何でもストーブで温めている今日この頃。先日カレーを食べようと、ストーブで温めたところ、驚くほどのおいしさにびっくりいたしました。
ということで、今回は温める直前に桜の枝を入れて、桜の燻製にしてみました。まだ乾燥が甘いので、小枝を入れるとかなり煙が上がります。5分くらいで鉄板のふちに接しているカレーがジクジクと温まってきたようなので取り出しました。
見た目は普通のカレーですが、くせになる程のおいしさです。
薪ストーブの庫内でどこまで調理できるか?!
本格的なピッツァのお店の石窯のように、ストーブの奥で薪を燃やせば、オーブンのように扱えるのでは?と日々いろいろ焼いてます。
ストーブ庫内で料理をするコツとしては、しっかりストーブと、鉄板が熱くなった状態からスタートすることです。
ソーセージ&マッシュルーム
上野原の駅前の「いちやまマート」で無添加の生ソーセージを販売しているので本当にありがたい!生ソーセージは沸騰させないようにボイルするのが基本なのですが、今回は直接ストーブで焼いてみました。
今回は贅沢に、薪すべて「桜の薪」です。オリーブオイルをひいた鉄板にソーセージと半分に切ったマッシルームを乗せて。鉄板に接地している皮目からいい色に焼けてきますので、4面じっくり焼きました。生ソーセージなので中が生のお肉です。念の為20分ほど焼いたところジューシー&スモーキーな仕上がりになりました。ただし、マッシュルームは小さくなり過ぎちゃいました。マッシュルームにはパハール岩塩をかけていただきました。
焼きおにぎり
玄米ご飯&醤油&かつおぶしをよく混ぜます。かつおぶしは「ちきり」の本枯節がお気に入り。小さめの三角おにぎりにして、薄く油をひいた鉄板の上にのせて焼きます。鉄板を熱くなるまでストーブに入れておき、薄く油をひいて油が熱くなったらおにぎりを乗せました。でんぷん質なので鉄板にくっつかないか心配でしたが、米粒もくっつかずにきれいに焼けました。
カマンベールチーズ焼き
金串に8等分にしたカマンベールチーズを刺してストーブの中に立てかけて焼きました。中身がとろけだして落ちないかと心配しましたが、案外大丈夫でした。ただし、焼いている最中は目を離さないほうが良いと思います。ちなみに奥のホイルはじゃがいもです。洗って皮ごと薪の中へ入れて。15分程で柔らかくなったのでパハール岩塩をかけチーズと一緒にいただきました。
やっぱり薪ストーブを入れたら焼き芋を作りたい!薪ストーブでの調理は思いのほか簡単で、おき火にすれば大体のものが焦がさず中まできれいに焼けます。
あと薪ストーブで調理をするときの基本としては、しっかりストーブ自体が熱くなった状態からスタートするようにしてください。
焼き芋
1.サツマイモは日に当てて干します。何日か干すことによってでんぷんが糖にかわって甘くなります。
2.サツマイモの表面は、たわしでよく洗います。皮ごと食べたいので。
3.アルミホイルに包みます。
4.薪は奥で焚き、手前にスペースを作り手前に置きます。
5.小さいお芋なら30分くらいで中まで火が通りますが、1時間くらいほっておいても大丈夫です。下になっている方が火の入りが強いので途中何回か上下を入れ替えるようにしてください。
私は安納芋を焼いてみました。蜜があふれ出ました。安納芋は小ぶりなので30分くらいで中まで柔らかくなりました。芋の種類・大きさによって時間の調整は必要ですが、薪の中に入れず手前においているのでアルミが焦げません。なので、アルミをあけて竹串をさして火が通っているかの確認も楽です。皮も軟らかめに仕上がりますのでパリッとさせたい場合には、最後に燃えている薪の上に乗せるといい感じになりますよ。
ストーブが来てからというもの、薪のことばかりを考えているような。幸い、会社の裏山は大家さんの持ち物なのでこちらからも調達が可能です。さらに植えた桜が大きくなり過ぎ、電線にかかるのでと、大家さんが切り倒してあった木がそのままになっているのでそれも自由に持って行ってくださいと、言っていただきありがたい限りです。
ホームセンターで売っている薪をみると一束500円くらいですが、夕方から夜まで燃やすとなくなってしまうくらいの量だなと、実際にストーブを使ってみてわかりました。移住前は世田谷に会社があったのですが、近所の大きな素敵なおうちにはストーブの煙突が立っていていいなぁなどと思っていたものです。が、世田谷で薪の調達などはできないはずなので、薪を購入して使っているとしたらやっぱりすごく贅沢品だったんだなぁとあらためて思いました。
こちらでは多種多様な木を薪にしていますがとってもカラフルなことにびっくりしました。
左の黄色い木は桑の木です。上野原は養蚕が盛んだったので桑の木が植えられていたそうです。右の紫色の木は樫の木です。固い木なので切るのも割るのも一苦労。でも苦労した分燃えにくいので、長持ちしてくれそうです。
とにかく郊外の山の冬を甘く考えていた私ですが、この無限の寒さ地獄から救ってくれたのは
「薪ストーブ」でした。
社長が「薪ストーブ」が欲しい!とネットで比較検討を重ねた結果、購入したのがこちらのストーブ。
結論から申し上げますと、いろいろ寒さ対策で購入した数々のあったか商品がいらなくなるくらいの爆発的な温かさでした。
せっかく郊外に移住するならば薪ストーブを入れたい!とお考えの方もいらっしゃると思いますので、薪ストーブの利点と不便な点を挙げていきたいと思います。
まずは利点から
〇灯油の消費量が大幅に減りました。
冬になりたての頃は、居住スペースと仕事場で使用していたため、1週間に20リットルはなくなっていました。現在は居住スペースでの灯油の使用がなくなったので灯油の減りは半分以下におさえられております。
〇調理にも使ってガス代節約。
調理ガステーブルの使用頻度が格段に減りました。
ストーブの上の天板とストーブ内
ストーブからのエネルギーを無駄にしない、したくない。ガスの消費量も減らせるのではないかとガスの消費量減量キャンペーン中!
どうしてもガス火で強い火で一気に調理したい場合も、先にフライパンをオーブンで予熱をしたり、冷え切った食器をストーブ上部にちょっと載せておくだけでもあたたまります。
〇なにはともあれ室内全体があたたかい。
薪ストーブを使うまでは、朝起きた時の部屋の室温が4℃前後でしたが、薪ストーブを使うようになってからは、10℃を下回ることがなくなりました。薪ストーブを入れるまでは、窓からの冷気が~とか、どこか窓あいてる??とどこからともなく入り込む冷気に悩まされておりました。
不便な点!
×今年初めての薪ストーブなので、薪のストックがない!
会社の周りは山!たくさんの薪はあるので、会社周りで調達していますがなにしろ薪の乾燥が足りない!薪の準備に思いのほか時間がかかっております。
×薪に火をつけるのが大変。特に朝。
ホームセンターなどで売っているよく乾燥した薪を使えば問題はないのですが、光熱費節約を目指しておりますので1束500円以上の薪を買うなど、札束に火つけてるようなもの(笑)ということでせっせと会社周りの薪や小枝を拾い集めております。朝は特にストーブが冷え切っているのでなかなか大変でしたが、乾燥した小枝から中枝のストックができてきたので大分解消されてきました。
×ストーブの手入れ
弊社のストーブはガラス面が2面ついております。横から火のゆらぎを眺めたりできる。それは薪ストーブの醍醐味ではないでしょうか。ですが、この横の大きなガラス面がとにかくススで曇ります。なるべく火があたらないようにしても1度火をつけたら必ず曇ります。お手入れは、濡らした新聞紙に木灰をつけてこするのですが、まあまあ大変な作業です。これはストーブの種類によると思いますが横幅が狭いことと、あとは薪の乾燥具合も関係しているみたいですね。
×灰かき
薪を燃やすと灰がでます。しかも大量に。灰受けにたまった灰を玄関先の灰捨てツボにいれるのですが、灰がふわぁ~と舞い上がって地味に面倒です。この作業は毎日必須。
ただ、不便な点は、薪の乾燥が足りていないことが大きくかかわっているようなので、来年はもっと快適になるのかなと期待しております。