月: 2021年5月

石垣の上にすいかを植える

こちらは、会社の裏手にあります石垣です。石垣の途中に50cm程のちょっとした「土」部分がありまして、ここにすいかを植えてみました。

すいかというと「肥料食い」でおなじみの作物。無農薬&化学肥料を使わずにどこまで育つものなのか?!どちらかというと反対気味の私でしたが、社長が無類のすいか好きということでチャレンジしてみることにしてみました。

4月23日

いつものホームセンターで苗を購入。「スイカ赤大玉」普通の大玉で果肉は赤いすいかと、「ブラックジャック」という皮が黒い「でんすけすいか」みたいな黒すいかの2種類です。

5月13日

本日、上野原は小雨が降り、かなり肌寒いいや~な天気。農作業には適さないこんな日ですが、スイカの摘心等々行いました。というのも、植えた後にスイカの育て方のあれやこれやを見てみたらどうやらマルチをかけた土に定植して、さらにカバーをしたほうが良いと何を見ても書いてあるではありませんか。GW前後で大分温かくなってきたなと思っていたのも束の間、ここ数日とっても肌寒い日が続いています。むき出しのスイカの苗のことが急激に心配になり急ぎ作業を行いたしました。

苗を植えて20日ほどの「スイカ赤大玉」です。花も2つほど咲きました。まずは「整枝」をしていきます。

「整枝」本葉5~6枚出たところで、親づるの芯を摘みます。2~4節から出る子づるを3~4本伸ばします。

ということで、先端である親づるの先っちょをカットします。知らないとここは切れないなぁ~。

カットした親づるの先っぽです。これ、差しておいたら大きくなりそうなニオイがぷんぷんするのですが・・石垣の上は余裕があるのでこのまま差しておいてみることにします。枯れちゃうかなぁ。

孫づるも摘心していきます。

本葉6枚残して「整枝&摘心」した「スイカ赤大玉」です。

寒さ対策に不織布をかけました。

はい、ここで追肥用の肥料を準備します。牛糞と油かすのミックスです。油かすの割合は、チッソ/リン酸/カリ:5/2/1。スイカの肥料は、10/10 /10が良いと聞きかじったのでパハール岩塩(赤)を入れてみます。この赤いパハール岩塩は、通常商品を作るときに検品の際にはじいているものです。不溶解ミネラル分。カリの補充に。

苗と苗の間に追肥します。苗から離れたところに肥料を入れてあげると栄養を求めて根が大きく広く張ってくるそうです。

6月25日

残念なお知らせ。
赤大玉の苗(本体)が枯れてしまいました。梅雨に入ってからの長雨のせいでしょうか。摘心後、本体の苗は枯れてしまいました。
その代わり、摘心して挿し木をした「親づるの先っぽ」は元気に育っておりまして、このまま育て経過観察することにしました。

7月13日

赤大玉は残念な結果に終わりましたが、その代わり「ブラックジャック」はすくすくと成長して石垣からはみ出して下へ下へと伸びてまいりました。


このままでは下草の雑草にからまり収集がつかなそうなので、上の石垣に這わせるように誘引することにしました。

雌花も発見したので、こちらにも受粉しておきます。

8月5日

朗報!なんと、摘心して摘心して挿し木をしたスイカ赤大玉の「親づるの先っぽ」。すくすくと育ちました。

手前から伸びているつるは、スイカ赤大玉の摘心したツルです。これをたどっていくと・・・。

直径8cmほどのスイカが育っていました。

そして枯れることなく順調に育っている本命の「ブラックジャック」

こちらは直径15cmほどに成長しました。

2021年植樹~柑橘3種+1

畑の下ブロックは、果樹園にする!ということで新たに4種の木を植樹いたしました。

まずは「レモン」無農薬・国産レモンっていいですよね。カビやすいこの柑橘は、海外のレモンは防カビ剤なしに日本に輸入することはできません。「OPP・TBZ・イマザリル使用」これらはかなり強い毒性、発がん性のある農薬です。なんでこんなものをかけたものを販売が許されているのか・・・。普通の流通システムに乗せようとした必要悪なのでしょうか。

とにかく自分で作って食べるものなので農薬はなし!でチャレンジしていきます。

デコポンです。デコポンがとれたらいいですよね。しかも高級品種の不知火。無農薬不知火!

こちらは私が大好きな柑橘「清美オレンジ」です。3種類の柑橘、温かい地域の作物なので、柑橘類は過保護にそだてるぞ!

こちらは、「あんず」信州大実という品種です。柑橘は温かい地域の作物なので育つかどうか、お試し的なところも正直あります。なにせ4月に入ってから寒さで水道管が破裂してしまったものですから。。なので、「信州」のあんずだったらこちらは元気に育ってくれることに期待!

斜面の果樹園、上から「レモン」「デコポン」「清美」「あんず」の順に。上のほうが日当たりが良いので、寒さに弱い順に植えてみました。とわいえそんなに離れているわけではないんですけどね。

庭にすごいものが咲きそう。

冬に越してきたときには殺風景だった庭ですが、春を迎え次々と多種多様な花が咲き、改めていろいろな庭木があることにおどろかされます。梅やミモザ、椿に桜が終わり、上野原の山々は野生の藤で紫いろに染まっています。

上野原野生の藤の花

弊社の庭木で咲いているものもひと段落ついたところなのですが、畑と庭の間に凄い葉、すごい蕾をつけている草がありました。

ギザギザの葉っぱ、直径4cmほどの蕾。どんな花をつけるのか。かなり楽しみな大きさの蕾です。咲いたらご報告いたします。

5月7日

大きな蕾がついてはいましたが、緑色の固そうな蕾だったので、開花まではまだまだ先なんだろうな~昨日はそんなことをおもながらブログを書いていたのに、今朝畑と庭の水やりに出てみるとかなりびっくり!

もう花が咲いていました。すんごい蕾などと、昨日は大げさに書いてみたのですが、つぼみを見つけた以上に驚く大きな花が咲いていました。それと、大きさにびっくりした以上に「この花・・。ブログに記事にしちゃったけど・・・。大丈夫か?!?!。まだ蕾の記事しか書いていなかったから、しれっと削除しちゃう?!」などと心のなかで自分会議を開きつつ、すぐにネットで検索しました。

「大麻・けしの花」

画像検索したら今、目の前に咲いている花の画像が出てくるじゃありませんか。。大丈夫か?!やばいやばいとあせりつつ、「大麻・けしの見分け方」山口市のHPを見てみるとわかりやすく説明されていました。

https://www.city.yamaguchi.lg.jp/soshiki/48/69522.html

結論から申し上げますと、目の前の花は植えても良い「オニゲシ」でした。

ちなみに、この「オニゲシ」に似たアウトなけしは、「ハカマオニゲシ」(ブラクテアツム種)(パパヴェル・ブラクテアツム)という真っ赤なけしで、「花びらの基部に存在する鮮明ではっきりした黒紫の斑点」が目印らしく、庭に生えている花は左の写真のように黒紫の斑点はありません。

何はともあれ、よかったよかった。