石垣の上にすいかを植える
こちらは、会社の裏手にあります石垣です。石垣の途中に50cm程のちょっとした「土」部分がありまして、ここにすいかを植えてみました。
すいかというと「肥料食い」でおなじみの作物。無農薬&化学肥料を使わずにどこまで育つものなのか?!どちらかというと反対気味の私でしたが、社長が無類のすいか好きということでチャレンジしてみることにしてみました。
4月23日
いつものホームセンターで苗を購入。「スイカ赤大玉」普通の大玉で果肉は赤いすいかと、「ブラックジャック」という皮が黒い「でんすけすいか」みたいな黒すいかの2種類です。
5月13日
本日、上野原は小雨が降り、かなり肌寒いいや~な天気。農作業には適さないこんな日ですが、スイカの摘心等々行いました。というのも、植えた後にスイカの育て方のあれやこれやを見てみたらどうやらマルチをかけた土に定植して、さらにカバーをしたほうが良いと何を見ても書いてあるではありませんか。GW前後で大分温かくなってきたなと思っていたのも束の間、ここ数日とっても肌寒い日が続いています。むき出しのスイカの苗のことが急激に心配になり急ぎ作業を行いたしました。
苗を植えて20日ほどの「スイカ赤大玉」です。花も2つほど咲きました。まずは「整枝」をしていきます。
「整枝」本葉5~6枚出たところで、親づるの芯を摘みます。2~4節から出る子づるを3~4本伸ばします。
ということで、先端である親づるの先っちょをカットします。知らないとここは切れないなぁ~。
カットした親づるの先っぽです。これ、差しておいたら大きくなりそうなニオイがぷんぷんするのですが・・石垣の上は余裕があるのでこのまま差しておいてみることにします。枯れちゃうかなぁ。
孫づるも摘心していきます。
本葉6枚残して「整枝&摘心」した「スイカ赤大玉」です。
寒さ対策に不織布をかけました。
はい、ここで追肥用の肥料を準備します。牛糞と油かすのミックスです。油かすの割合は、チッソ/リン酸/カリ:5/2/1。スイカの肥料は、10/10 /10が良いと聞きかじったのでパハール岩塩(赤)を入れてみます。この赤いパハール岩塩は、通常商品を作るときに検品の際にはじいているものです。不溶解ミネラル分。カリの補充に。
苗と苗の間に追肥します。苗から離れたところに肥料を入れてあげると栄養を求めて根が大きく広く張ってくるそうです。
6月25日
残念なお知らせ。
赤大玉の苗(本体)が枯れてしまいました。梅雨に入ってからの長雨のせいでしょうか。摘心後、本体の苗は枯れてしまいました。
その代わり、摘心して挿し木をした「親づるの先っぽ」は元気に育っておりまして、このまま育て経過観察することにしました。
7月13日
赤大玉は残念な結果に終わりましたが、その代わり「ブラックジャック」はすくすくと成長して石垣からはみ出して下へ下へと伸びてまいりました。
このままでは下草の雑草にからまり収集がつかなそうなので、上の石垣に這わせるように誘引することにしました。
雌花も発見したので、こちらにも受粉しておきます。
8月5日
朗報!なんと、摘心して摘心して挿し木をしたスイカ赤大玉の「親づるの先っぽ」。すくすくと育ちました。
手前から伸びているつるは、スイカ赤大玉の摘心したツルです。これをたどっていくと・・・。
直径8cmほどのスイカが育っていました。
そして枯れることなく順調に育っている本命の「ブラックジャック」
こちらは直径15cmほどに成長しました。